2006年5月

  七日目
 


6時40分、雷の音で目が覚めました。カーテンを開けると外は雨。この旅初めて朝から雨です。結構しっかり降っていますが遠くの空は明るいところもあるので部屋でちょっと様子見。

7時半、雨もほとんど上がったので朝食へ。
昨日ぐらいから、泊まっている人、少ないなぁと思っていたのですがやっぱりそのようで、朝ビュッフェの規模が縮小になっていて焼飯とかお粥とか我が家の定番が無くなっていました。しかたがないので久々にパンの朝食。

いつもならこの後すぐにビーチへ出るのですが、雨は上がったもののぱっとしないお天気なので、今日はセンタン(セントラルデパート)に出かけることにしました。明日の朝便で帰国するので今日が最終日ではあるのですが、ローシーズンにも関わらず毎日海を満喫できたので悔いはありません。

さて、どうやってセンタンに行くかですが、今回はソンテウに挑戦してみることにしました。旅行会社の周遊バスはカロンには行くもののカタまでは来てくれないし、かといってトゥクトゥクだと350Bぐらいかかってしまうし。

ソンテウの乗り場はいつもビーチへ出る途中のカタビーチホテルの前にあってカタシーブリーズホテルからもすぐです。まずは乗り場に行って、止まっているソンテウの前でうろうろしているドライバーらしき人に「センタン」というと一番手前のソンテウを指さして「これに乗れ」というゼスチャー。車に乗り込むとお客はほんの数人です。程なくしてソンテウは出発進行、まずはカロン方面に北上して行きます。道々「プップー」とクラクションを鳴らして「ソンテウが走ってるよー」と道行く人に知らせながらノンビリとしたペースでカタセンターを通り過ぎ、カロンのビーチ沿いを走ります。カロンサークルを回ってパタックロードに入ると、今度はカタの方面へ戻るように走ってから内陸の方へと入って行きます。ガラガラの状態で走り出したソンテウですが、この辺まで来るとすでに満員です。制服を着た学生から勤め人、作業員、そして観光客と、いろんな人を乗せてソンテウはタウンに向かいます。

ソンテウを降りる時は天井に着いているスイッチ(ブザー)を押すのですが、ソンテウに乗るのは初めてなので、ちゃんと降りられるか心配です。そういえばまだ料金も払ってないし。途中、降りる人を見ていると降りてからドライバーに直接お金を払っているようなので、25Bを握りしめセンタンが近づくのを待ちます。すると途中でソンテウが停車。ドライバーが降りてきて集金を始めました。皆が払っているのを見て自分も握りしめていた50B(25B×二人分)をドライバーに支払いました。

集金タイムを終えるとソンテウは再びタウンにむけて出発です。プーケットの道は昔とは見違えるように整備が進んで、幹線道路では舗装されている道がほとんどになりましたが、まだ工事中のところも多くてものすごい埃です。きっとセンタンに着く頃には私の鼻くそは真っ黒になっていることでしょう。

出発してから50分、やっとセンタンが見えてきました、が、ソンテウは1つ手前の信号を右折してしまいました。慌ててスイッチを押そうとすると、その前にソンテウが停車して、ルームミラー越しにドライバーが「ここ、ここ」と目で語りかけてくれました。ソンテウはセンタンの前は通らないんですね。というわけでソンテウを降りて信号1つ分歩いてやっとセンタンに到着です。

まずは1階の食料品売り場でお土産用のメコンを購入。その他のお土産はまた後で買うことにして、上の本屋でタイ文字学習帳(25B)を購入。そうこうしているうちにお昼になったのでフードコートでランチにしました。

 

 


キャッシャーで200B分のカードを買って何を食べるか物色します。結局前に来た時のと同じものにしてしまいました。
左がカオマンガイトード(30B)、カオマンガイの揚げ鳥バージョン。右はホーイトード(60B)、牡蛎の入ったお好み焼き。ハイネケンの生は45B。

食後は再びショッピング。1階の食料品売り場に戻って調味料関係を物色。ナンプラーとかスイートチリソースとかを購入。

さて、そろそろカタへ帰ろうと思うのですが、ソンテウに乗る為には、来る時にソンテウを降りたところまで戻って、炎天下の中いつ来るともしれないソンテウを待っていなければなりません。そこで、旅行会社の巡回バスでいったんタウンへ出て、タウンのソンテウ乗り場から乗ることして、地下1階のオフィスデポの前でトムヤム君号を待ちます。

バスはちゃんと時間通りに到着。ドライバーにコップクンカードを見せてバスに乗り込みます。ドライバーにバスターミナルに行きたいと伝えると「OK」との事だったんですが、車はいったんタウンの旅行会社の事務所へ到着。日本人スタッフが出てきて行き先を確認をして、バスターミナルまで連れて行ってくれました。

バスターミナルに着くとカタ行きのソンテウの前でおろしてくれたんですが、ソンテウはすでに満員。両側のクッション入りのシートは空いていないので真ん中の板っぺら席に腰を下ろして出発を待ちます。いざ出発をするとこの真ん中の席は揺れる揺れる。車の揺れ+イスが前後、上下に揺れるのでどこかに捕まっていないとひっくり返りそうです。揺れと埃でぼろぼろになりながら40分程でカタ地区に到着。カタシーブリーズホテルの前でブザーを押してホテルの前で下ろしてもらいました。

時間もかかるし疲れるしでなかなか大変でしたが、片道25Bはちょっとうれしい。カタとカロンの移動なんかに上手に使えば便利かも。

部屋に戻ってシャワーを浴びてベランダで一杯やっていると、昼には止んでいた雨がまた降り出して外はモーレツな雨。それでも7時ごろには雨も上がって、雨上がりの道を歩いて最後のディナーに向かいます。レストランは今日もやっぱりロブスター&プラウンです。

最後はやっぱりシーフードかな、ということでロックロブスターをグルメ(テルミドール)(350B)で。もう一品はソールのバターソース(220B)を注文。たまにはビールじゃないものを飲もうかと思ったのですが、いつものように「チャン、ヤイ、ヌン?」と聞かれて思わずウンといってしまったのでまずはビールから。


 

 

ソールのバターソースはあっさり白身魚にこってりバターソース。付け合わせのタマゴチャーハンもうまいんだこれが。

 
 


 

 


ロックロブスターは殻付きで出てきますが、パカッとあけるとちゃんとほぐして食べやすくなっています。
今日はこの他に白ワインを注文。料理もお酒も大満足。

今日は最後の夜だったので、毎日顔を合わせた店員さん達に別れを告げて「また来るよ」と店を後にしました。

帰りにセブンイレブンで明日の朝食用にサンドイッチを買って、部屋に戻って簡単に荷造り。ホテルに5時のモーニングコールを頼んで最後の夜も終了です。

 
  八日目〜帰国
 


4時15分、腕時計の目覚ましで起床。6時にはチェックアウトです。
朝食以外にホテルでの飲み食いはいっさい無かったので、チェックアウトは電話代のみで11.7Bでした。チェックアウトが済んだら旅行会社の車で空港に向かいます。さすがに道も空いているので40分ほどで空港に到着。まだカウンターが開いていなかったので5分ほど待って、係の人が出てきたところでチェックイン。荷物を預けて一人500Bの空港使用料を払って出国手続きをすればあとは飛行機に乗るだけです。

昨日買ったサンドイッチとコーヒーで軽い朝食。10分遅れでプーケットを出発してバンコクへ。
バンコク-成田の飛行機も行きと同様で半分以下の搭乗率です。窓際の席を二列使ってゆったり帰ってきました。

 
   
 


さて、今年はいつもよりちょっと遅めの訪プーでしたが、天気も良くてプーケットを満喫することができました。これで前回の雪辱をはたしかな。
今回はカタとカロンの二ヶ所に泊まりましたがどちらも甲乙つけ難いです。ビーチはカロンの方がきれいですが、カタのビーチも悪くありません。食べることで言えば、カタのロブスター&プラウンのエリアは最高ですが、カロンから近いカタセンターで安くておいしいタイ料理を食べるのも捨て難い。今回の旅行でカタとカロンでどっちがいいか決めたかったんですが、結局答えは出ないままで次回の訪プーでまた悩むことになりそうです。

 
 

2006年5月