2006年12月

     
  二日目
 


朝起きて、バルコニーから外を見ると、少し雲はあるもののまずまずのお天気です。
8時半に朝食へ。朝のビュッフェの品数は標準的な感じかな。タイ料理系は焼飯と焼きそばが一品ずつ。卵も焼いてくれます。
朝食の後は、いざビーチへ!のはずだったんですが、大切なことに気がつきました。昨日、お金を使い果たして一文無しなのでビーチチェア代がありません。時間はまだ9時過ぎなのでまだ開いていないと思いつつも両替所を覗いてみましたが、10時オープンの看板が出ています。仕方がないのでプールで10時まで待機。

 
 

 

プールは小さいです。ビーチチェアの数は少ないし、ホテルのロビーもすぐ前なので人の行き来も多くて、プールサイドでノンビリという感じではありません。

左の写真の右奥に見えるガラス張りのところがスパのようです。

10時ちょうどにホテルを出て両替に向かいます。1万円両替していざビーチへ。ホントは3000バーツもビーチに持って行きたくなかったんですが、戻るのも面倒くさいのでそのままビーチへ。

 
   

ホテルを出て道を渡るとカタのソンテウ乗り場。この奥がビーチです。そうそう、朝この道を通る時はビーチに向かって左側を進みましょう。右側はゴミの収集所があってものすごい匂いがします。ここを通らないとビーチに出れないのは何とかして欲しい。

 
 


ビーチに出ると、さすがオンシーズン。10時の時点ですでにビーチチェアも7〜8割はうまっています。適当に場所を決めてビーチチェアを確保するとすぐにビーチボーイが集金に。いつものように100Bを渡すと「no, no, 200」と言われてしまいました。ずいぶん前ですがPhuket Gazetteに値上がりすると書いてあったので覚悟はしていましたが本当に値上がったんですね。それにしても一気に倍とは...。Phuket Gazetteには値上がりするのはカタとカロンだけのような事が書いてあったと思うのですが、他のビーチはどうなんでしょう?

ビーチチェアに腰を下ろすとそこは見慣れたビーチ。じわわわーと嬉しい気持ちが込み上げてきます。
天気も上々、まずはビーチの青い空と青い海と白い砂浜を目に焼き付けて...あとはビール、読書、ビール!

さて、お昼は、このページを見てメールをいただいた方が教えてくれた、ビーチの南端にあるカタママシーフード(KATA MAMA SEAFOOD)へ。
ビーチの南端の何件かレストランやバーが並んでいる中の一軒です。

 
 


ヤムヌア(牛肉のサラダ)


ガパオ・ガイ(鳥肉のバジル炒め)

 
 


ヤムヌア(70B)、ガパオ(40B)とトムヤムクン(100B)を注文。 それと白ご飯が20B。ヤムヌアもガパオもばっちり!ヤムヌアは唐辛子がそのまま入っていたりするので注意が必要です。トムヤムクンは赤くない透明なスープ。味は上品な味でとってもおいしかったです。ビアチャンは大瓶が80B。カタママシーフード、なかなか良いです。


 
 

 

ビーチに戻って午後もまったり。

隣のビーチチェアを見るとロシア人らしきカップルが小さいほうきで自分達のビーチチェアの砂を掃いて綺麗にしているのがうらやましくて、我が家も物売りのおばちゃんからほうきを購入。おばちゃんの言い値100Bのところを40Bで商談成立。このほうき、すごく役に立ちます。海から上がって砂だらけの足でビーチチェアに乗るとすぐに砂だらけになるじゃないですか。このほうきがあればその都度ちゃっちゃっと砂を払えるのでとっても快適。マイほうき、オススメです。

 
 


たっぷり海を満喫して4時にホテルへ。プールを覗いて見ましたが、数少ないビーチチェアはヨーロピアン達で満員御礼。部屋に戻ってシャワーを浴びて、夕方までぐったりです。ゴロゴロしているだけでも海に一日いると疲れますよね。

部屋用ビールを買い出しに近くのセブンイレブンへ。ビアチャン25B、バカルディのオレンジ味のカクテル55B、虫除け50B。

 
 

 

買ってきたビアチャンを飲みつつ部屋でディナーの作戦会議。とりあえず界隈をうろうろ散歩してから決めようということで、まずはホテルの外に出てみたんですが、部屋の下にあるシュガーパームホテルのレストランのお姉さんの勧誘に捕まって、そのまま今日はホテルのレストランMALIでディナーとなりました。

このMALIはちょうど自分たちの部屋の下にあるのですが、部屋のベランダでビールを飲んでいる時も、下から漂うBBQ用の炭の香りが気になっていたんです。

 

 
 


お店の前にはシーフードなんかも並んでいますが、メニューを見るとシーフードだけでなくステーキなど炭焼きBBQ系が充実している様子。悩んだ末にサーロインステーキ(300B)とサーモンステーキ(200B)を注文。料理にはサラダバーとスープ、パン、それとタイのデザートがついてきます。

 
 

 
 


お肉はとっても良く焼いてくれて歯ごたえバッチリでしたが、写真で見るよりはるかにボリュームがあって食べごたえ有りです。サーモンもおいしかったです...とはいうものの、ここで一番おいしかったのはサラダバーの端にひっそり置かれていて、ヨーロッパ人はほとんど手を付けていないタイのデザート。何という名前かはわかりませんが、ココナッツ味のスープに白玉団子のようなものが入っていて、これがメチャウマでした。
ちなみに、ビアチャン80B、ブラッディーマリー120B、ソーダ水40Bです。

食事を初めて間も無く、外を見ると、お土産屋台の人達が、ビニールシートを取り出して商品にかぶせ始めました。雨でも降り出すのかと思ったら、あっという間に土砂降りです。我が家は店の奥の方の席なので被害は無いですが、お店はオープンエアなので外側のお客さん達は奥の席へと緊急避難です。サラダバーと炭焼き台が外にあって雨と同時にサラダバーにはシートがかけられるんですが、これじゃあ雨の間はサラダバー使えないじゃないですか。あと、そのシート、お店にかかってた垂れ幕じゃないですか。そんなの直接サラダバーにかぶせたら、シートと野菜は直接触ってるじゃないですか...と突っ込みどころは満載です。炭焼き台は移動するわけにも行かなくて、傘を差しながら土砂降りの中焼き続けていました。
それにしても 、スコールみたいな雨はしょっちゅう降るんだからもう少し考えればいいのに...なんてことも一瞬頭を過りましたが、マイペンライということですかね、これも。

雨も上がって食事も終えてレストランを出た瞬間、「バゥン!」という音とともに町中が真っ暗に。停電です。停電と同時に「ワーォ!」という感じで、驚きとちょっとワクワクが混じった声があちこちで上がりましたが、まさかこの時点ではこの停電が一時間以上も続くとは思っていなかったことでしょう。

部屋に戻ってもやっぱり停電です。窓の外を見ると向かいのレストランではロウソクが配られて、みなさん、ロマンチックなディナーを満喫しているようでした。でも、厨房はどうなっているんでしょう。ちょっと心配です。

やることも無いので持参のPowerbookでDVD鑑賞。こういう時にバッテリー駆動は便利です。ただ、当然冷房も止まっているので、最初は余韻で涼しかった部屋も徐々に暑くなってきて、もうたまらん!と思った頃にやっと電気が元に戻りました。

11時を過ぎると部屋の前の通りの屋台達が片付けられて、お土産屋さんの電気も消えて、開いているのは向かいのレストランだけです。痩せた犬がレストランに入ろうとしますが店員に追い払われてしまいます。でも犬は一旦逃げるふりをして、店員が目を離すとまた店に入ろうとしています...ベランダからそんな景色を眺めながら本日最後のビアチャンを飲み干して、今日は就寝です。


 
 

2006年12月