2007年5月

   
 


朝起きて外を見ると、今日も曇り空。今の時間は雨こそ降っていないものの、ベランダから臨むホテルの庭は「はい。夜中にいっぱい降りましたとも。」と言わんばかりにびっしょりです。今日は移動日。インディゴパールをチェックアウトしてカマラビーチのラヤリナホテルに向かいます。
ちょっと早起きしてしまったので、まずは朝のお散歩へ。ビーチ側とは逆のホテルの正面玄関側に出てみましたが、何もありません。遠くの方にお店っぽいものも見えますが、歩く気にはなれずほんの少しの距離をくるっと歩いて帰ってきました。
続いていつものごとくメインダイニングのTIN MINEで朝食。今日はお粥も挑戦しました。持参のキッコーマンのミニボトルからちょっとお醤油をたらすと、あ〜ら不思議、日本の味。

部屋に戻る途中、お土産に部屋にあるのと同じシャンプーとコンディショナーを購入。とってもいい香りで気に入ってしまいました。部屋に帰ってパッキングをして、10時40分にホテルをチェックアウト。チェックアウトは12時なのでもっとゆっくりしてもよかったのですが、天気もぱっとしないし、着替えるのも面倒くさいしで、早々に移動することにしました。

チェックアウトを済ませて、ホテルで手配したタクシーでカマラビーチを目指します。料金は700B。ちょっと高いですがホテルで頼むとこんなもんでしょう。ホテルを出たタクシーは、裏道のような細い道をくねくねと島を南下して行きます。ただ、Layalina Hotelの場所がわからないらしく、ホテルに電話して道を聞きながらなんとかカマラに向かいます。途中、運転手が電話でしきりに「カップ、カップ、カップ、カップ」というのですが、これは日本語では「はいはいはいはい」ということですよね、おまえは「のいるこいる」か、と突っ込みたくなりました。


 
 

どうにかこうにか見覚えの有るカマラの街に到着。でもホテルの場所がわかりません。カマラのメイン通りをゆっくりと走ってカマラドリームの前を通りすぎざまに、やっと小さな看板を発見。通り過ぎた運転手さんに「あそこあそこ」と教えてあげて、Uターンしてようやく到着です。ホテルの看板は、白地の小さな板に緑色の字で「Layalina」と書いてあるだけなので、本当に見つけ難い。レストランの脇の路地を入るとホテルのレセプションです。

 
 


チェックインを済ませて部屋へ。エレベーターはありません。今回の部屋はプライベートヘブンという部屋。部屋には行ってまず目に入るのが、窓越しに見えるカマラの海。オンザビーチのホテルは素晴らしい、と感動しつつバルコニーに出ると...ベランダのすぐ下は川の河口のようになっていて、ちょっときちゃない。おしい。

 
 

 
 


とりあえず川は見なかったことにして部屋の中にある螺旋階段を登ります。そうなんです。この部屋は2フロアあって、上の階は屋上バルコニーになっているんです。

 
 

 
 


3階からの景色はこんな感じです。右の写真の橋を渡ればカマラビーチ。カマラビーチは砂がホワイトサンドではないのと、水の透明度もそれほどではないので、カロン、カタには及ばないものの、静かで穏やかで、お気に入りのビーチの一つです。今回は天気が心配だったので、雨でも海を眺めて過ごせるところを探してこのホテルにしたんですが、大正解でした。ホテルの詳細はこちら

 
 

一通り部屋の探検が終わって、ここ数日間で恒例の金杯油タイム。足にあるクラゲの跡は日に日に赤紫度を増すばかりで、背中から脇にかけても、すごいことになっています。金杯油は塗った後、スースーしてかゆみは止めてくれるのですが根本的な解決にはなっていません。旅の後半戦、このままではダメだと思いホテルの人にいい薬が無いか効いてみることにしました。
ホテルの人にクラゲの跡を見せて「なんか薬はある?」と聞いたところ「タイ人はそこら辺の葉っぱをもんで塗るだけだよ」とワイルドだけど役に立たない情報しかもらえません。とりあえず、ここに薬は無いようなので薬局で薬を買うことにして、メモにタイ語で「クラゲの薬が欲しい」という文章を書いてもらいました。

 
 


薬局を探しがてらホテルのまわりを散歩。まずはビーチを北上。カマラビーチホテル方面へ向かいます。カマラビーチは津波の被害がわりと大きかったところと聞いていたのですが、前回泊まったカマラビーチホテルは以前のままでちょっと安心。でもそれ以外のところはだいぶ変わってしまったようにも見えます。津波の慰霊碑で手を合わせて、カマラビーチホテルの先まで行ってみましたが、前回訪れた時に入ったレストランは無くなっていました。ビーチ沿いを引き返して今度は南へ向かいますが、こちらも前回通った「GURUMET」というレストランが無くなっています。なんだかちょっと寂しい。ビーチ沿いから一本内陸の道に入って、ホテルに戻る道を進みますが、ここでもお目当てにしていたイタリアンレストランが無くなっていました。カマラをぐるっとまわりましたが結局薬局は見つけられず時間はお昼過ぎ。雨も少しあたってきました。ちょっと歩き疲れたので休憩がてらLayalina Hotelの隣のカマラドリームのレストランでランチです。


 
 

 
 


実は、昨日の貝にあたったのか、久々の激辛に負けたのか、朝からお腹の調子が最悪です。私としたことが不覚をとりました。というわけでお昼は刺激物はやめて、カオパッベジタブル(50B)とカオパックン(80B)を注文。ビールもやめてソーダ水(20B)。

さて、時間はまだ昼過ぎですが天気もぱっとしないし、薬も買いたいし、今日は海はあきらめてパトンに買い物に行くことにしました。パトンまで行けば立派な薬局もあるし、前回オープン前だったジャンセイロンも気になるし。部屋に帰って正露丸を飲んで、3時半頃までゴロゴロしながら読書。
メモを書いてくれたホテルの従業員達は、会う度に「薬は買ったか?」「大丈夫か?」と声を掛けてくれます。

4時頃、パトンに向けて出発です。ホテルを出てすぐのところにトゥクトゥクのたまり場があって、これは前回と変わりません。
パトンまでは300B。20分ほどでパトン、バングラ通りのオーシャンデパート前に到着です。

まずはオーシャンデパートの前で両替のあと、ジャンセイロンに向かいます。前回来た時、まだジャンセイロンはオープンしていませんでしたが、入り口付近に立派な薬局ができていたことを思い出し、まずはそこに行って見ることにしました。

 
 



薬局(Boots)に入って、ホテルの人に書いてもらったメモと赤紫のブツブツだらけの足を見せると「オウッ」と絶句した後、いろいろ薬を選んでくれました。一つは塗り薬、もう一つは飲み薬。
これは後から調べたのですが、塗り薬はDermovate。ステロイドの外用薬で、炎症による腫れや赤みをおさえるとのこと。飲み薬の方はアレルギーの薬で、花粉症なんかにも効くらしい。
塗り薬は一日2〜3回、飲み薬は一日一錠とのこと。 とりあえず、なんか立派な薬が買えたのでこれで一安心です。一番大事な用事を済ませたので、次はぶらぶらジャンセイロンを散策です。

 
 



まずはカルフールを物色。ロータスやBIG-Cとそんなに違うようには感じませんが、ワインの品ぞろえなんかはさすがに多い気がします。タイの調味料とかお菓子とかをちょこっと買って、地下でお土産を物色して、噴水ショーを見て。所々工事中だったり、まだオープンしていないレストランがあったりなので、次くる時はまた変わってたりするんでしょう。

次はジャンセイロンを後にして、パトンの街を歩きます。

 
 


バングラ通りを海に向かって歩きます。バングラ通りが歩行者天国になっているとは知りませんでした。 オフシーズンなのでナイヤンもカマラも閑散としていたのですがさすがはパトン、人が多いです。せっかくパトンに来たので、夕飯はイタリアンのローマに行くことにしてビーチ沿いの道を南へ、郵便局の路地を目指します。雨がポツポツ降り出してきましたが途中ワトソンズで寄り道。黒い歯磨き粉を買ってローマへ向かおうと思ったら外は土砂降り!スコールです。10分ほど待ちましたが雨が止む気配もありません。ローマはもう目と鼻の先なので、雨の中、意を決してローマへ向かいます。
雨の中走ってローマにたどり着いたんですが、なんと満席!席は空きそうにも無いので、別なレストランにしようかと思うのですが、雨が降っているので近場にしたいし、気分はすっかりイタリアンだし、と言うことで、ローマの並びにある「ナポリ」に変更です。ナポリをのぞくとこちらも満席。でもちょうど何組か席を立つところで、すんなり席に着けました。

お店の雰囲気はローマより明るい感じ。オーナーらしき白人がきびきびとテーブルをまわってオーダーをとって、タイ人従業員に指示を出しています。とりあえずハイネケン(90B)を注文。料理は生ハム盛り合わせ(330B)、フォーシーズンズピザ(210B)、タコのトマトソース炒め(280B)を注文。

 
 

 
 

 
 


味は、ばっちり。ローマに引けを取りません。料理と一緒に出てきたパンがまたおいしい。ハウスワインのデカンタ(500ml/450B)を追加注文し、ほろ酔い気分でディナー終了。外の雨も上がったようなので、レストランを出てホテルに帰ります。路地を出たところに停っていたトゥクトゥクをひろって(300B)ホテル名を告げますが、やっぱり場所がわからないようなのでとりあえずカマラに向かってもらうことに。途中曲がるところを間違えて、引き返したりしつつもなんとかホテルに到着。

部屋に戻って買ってきた薬を塗って、飲み薬を飲んで、今日はおとなしく就寝です。

 

続く...


 
 

2007年5月