2008年9月

             
   
 


この時期、天気に関しては時の運としか言いようが無いプーケットですが、やはりプーケットに行くからには海がメイン。ということでまずは去年雨期にも関わらず海を楽しめたコーラル島のコーラルアイランドリゾートに3泊。
続いてはバーンクラティンプーケットリゾート。以前はジャングルビーチリゾートと呼ばれていたナイハンビーチの奥、AO SANEビーチにあるホテル。ホテルのホームページの写真を見る限りでは秘境感たっぷりで期待大。ここに2泊。
最後はパトン。コーラルアイランドリゾートもバーンクラティンも周りには何も無くて滞在中はホテルに缶詰めになると思われるので、最後はパトンでパーッと行くことにしてバンタイビーチリゾートに2泊。
というわけで、今回は久々の直行便で行く7泊9日離島と秘境をめぐる旅です。

出発の1週間前になってデモ隊によるプーケット空港閉鎖、バンコクでは非常事態宣言などタイは緊迫した状況かと思いきや、空港の閉鎖はすぐに解除、外務省のページでも「注意喚起」に留まっているので迷わず旅行を決行しました。実際滞在中にデモや政治的な何かを目にすることも無く、いつもと変わらぬプーケットでいつもと同じようにノンビリしてまいりました。

 
  初日
 


さて、早速波乱万丈です。いつものように車で成田に行くためには4時起きで5時過ぎには家を出るのですが、今日に限って目覚まし時計が電池切れで鳴りません。何となく目が覚めて、あれ?何か良く寝た気がする...と思って時計を見るとすでに5時過ぎ!ピンチです。大慌てで準備をして湾岸道路を爆走してなんとか時間通りに成田に到着。

なんだかいつもより人が多い気がする成田空港。チェックインを済ませて43番ゲートへ。さて今回は久々の直行便。直行便の場合15:25にはプーケットに到着できるのでラクチンです。

 
 



飛行機は定刻通り成田を出発。
Phuket Gazetteの記事では「半数の日本人客が旅行をキャンセル」みたいな事が書いてあったのですが、機内はしっかりほぼ満席です。

程なくして配られるあられをつまみにこの旅初のシンハービールで乾杯。食事の後は機内販売でロクシタンのリップグロスを購入して、ビールを飲み飲み、本を読み読みしているうちにあっという間に到着のアナウンス。予定よりずいぶん早い14:40にプーケットに到着です。

 
 

プーケットでの入国審査は久々ですが、相変わらずのノンビリムード。入国審査を抜ける頃にはBaggage Claimのターンテーブルはすでに止まっていてスーツケースは床に転がっています。
スーツケースをゴロゴロ引いてまずは両替。今回は最後のパトンまで両替できるところが無さそうなのでちょっと多めに両替して、空港の外へ出るとそこは見慣れた風景です。旅行会社の現地係員達が名前の書いたボードを持って出てくる旅行客を待ちかまえています。
いつもなら黄色いポロシャツの人を探す事になるのですが、今回は自己手配なのでコーラルアイランドリゾートからのお出迎えを探します。空港からシャロンベイへの車とシャロンベイからコーラル島への船は一人600Bでホテル予約時に依頼してあって、出発前日にもメールで確認してあるので、よもや忘れることはあるまいと思うのですがお迎えの人が見つかりません。到着客達は次々と現地係員に連れられて車に乗り込んで行ってしまいますが、我が家はキョロキョロするばかり。やられたか...と思ってホテルに電話をすることにして公衆電話を探し始めたところにやっと我が家のお迎えが到着。人の良さそうな運転手さんが我が家の名前のボードを持って登場です。

でっかい車に乗り込んでまずはシャロンベイに向かいますが、この運転手さんはプーケットでは珍しく安全運転です。天気は曇り。昨日まではすごい雨だったらしいので曇りでも御の字でしょう。
ところが...進むにつれて雨がポツポツあたり出しました。雨期だもんね、これぐらいの雨は覚悟の上さ!と自分を納得させますが、セントラル辺りまで来た頃にはもう土砂降り。シャロンベイに到着するものの車を降りることも出来ないほどの雨。ゲリラ豪雨!?爆弾低気圧!?など覚えたての単語が頭をよぎります。

 
 

 
 


しばらく車内で待機していましたが雨が止む気配は全く無いので、とりあえず船着き場近くの船頭さんのたまり場に移動して雨の様子をうかがいます。結局雨足が弱まる気配も無いのでこのまま雨の中を出発することに。船長と乗組員達に続いて船へと向かう時、皆はカッパを着ているのに我々には傘もありませんが特に気遣いはありません。スーツケースは運んでくれるのですが水たまりの中も容赦なくゴロゴロ転がされています。船に乗り込む前にすでにびしょ濡れなんですが、船に乗って走り出すとさらに濡れます。15分の船旅を永遠のように感じながら、吹き込む雨と水しぶき、シートを伝う水と戦いながら島に到着した頃には、もう2度とコーラル島になんか来るもんかと思ってしまいました。やっと島に上陸しても特にお迎えはありません。やはり雨に濡れながらやっとの思いでホテルに到着。ウェルカムドリンクと冷たいおしぼりが出てきましたが、冷たいおしぼりなんて全く嬉しくありません。ここでタオルを持ってきてくれるような気遣いを期待してはいけないんだなと自分に言い聞かせます。

チェックインを済ませて部屋に案内される前にルール説明があります。朝食は7時から10時、昼食は12時から15時、夕食は18時から21時。毎日8時半から11時、14時から18時の2回は停電との事。去年より停電の時間が増えている気がします。バーは11時まで。

部屋は去年と同じビーチフロントデラックスですが、今回はレセプションからすぐの位置。部屋に入ってやっと一息ですが運ばれてきたスーツケースは砂だらけ。

シャワーでも浴びてさっぱりしたいところですが、まずは設備チェック!
お湯は...時間はかかるものの出る出る。トイレは...ちゃんと流れる流れる...ん?もーっ!タンクから水が漏れてるじゃないですか。去年は洗面でしたが今年はトイレ。毎回どこか漏れてます。部屋に電話は無いので雨の中レセプションまで行って修理を依頼。営繕係の人が来て部品を交換して帰りましたがまだ漏れてます。

そうこうしているうちに雨が止んでいます。ということは直行便ではなくいつもの経由便で来れば雨に濡れなかったわけで、せっかくの直行便が裏目なわけで。ちょっとブルーです。

気を取り直して夕食に行くことにします。雨は上がっているものの外の席はセッティングされてなくて、レセプションの前に無理やりテーブルが置かれていて今日はどうやらここで食べるらしい。
さて、初日なので何にしようかと迷ったあげく、去年最後の日に食べておいしかったエビのガーリック炒め(150B)とガイトード(150B)を注文。野菜もとらにゃあだちかんぞ、と言うことでコーラルアイランドシェフサラダ(190B)も注文。

 
 

 
 

 
 


ガイトードもエビも去年のとは違うものが出てきましたがこれはこれで美味。でも今日のヒットはサラダ。ビーフ、チキン、チーカマっぽい何か、チーズがトッピングされていてこれだけでお腹がいっぱいになりそうなお食事サラダ。おいしいです。

食後はレセプション前のテレビでサッカー観戦。俊介のゴールを見届けて部屋に戻ります。
やっとシャワーを浴びてさっぱり気分で部屋ビールで2次会。
遠くに聞こえるへたくそなカラオケ(タイ人若者の団体が来ているようで)を聴きながら今夜はバタンキュー。


 
 

2008年9月