2010年9月

 
  四日目
 


今日はなぜだか、まだ薄暗い5時半に目が覚めてしまったので、部屋にあったインスタントコーヒーを甘〜く作って、バルコニーで朝読書。今日も曇り空ですが、段々と明けてゆくケープシエナの朝は静かです。
今日はここをチェックアウトしてカタビーチに移動しますが、お昼まではしっかりケープシエナを満喫することにして、いつもより早めに朝食へ。


 
 



左はプルーサイドの席からプールを見る、の図。
ホテルの朝食、内容は三日ともあまり代わり映えはしなかったけど、毎日美味しくいただきました。

今日も食後は、水着に着替えてプールへ。時間いっぱい遊ばないとね。
空は相変わらずの曇り空ですが、一番海側のビーチチェアに陣取って、ケープシエナ最後の景色を目に焼き付けます。

 
 

今日も昨日と同じで、時々太陽が顔を出す時も有るものの概ね曇り。どうせ晴れないと思って日焼け止めを割愛して出てきたので、太陽が出たからと言って、今日は調子に乗って陽に当たってはいけません。
そしてこれまた昨日と同じで、しばらくすると雨が...

ケープシエナは、これでおしまい!と部屋に引き上げシャワーを浴びたら荷物のパッキング。
ホテルでカタビーチへのタクシーを聞いてみたところ800Bとのこと。ホテルのすぐ前にあるローカルタクシーの乗り場で聞いてみても同じく800Bとの答え。値切ってもまけてくれないので、同じ値段ならとホテルにタクシーを依頼しました。

さて荷造りも終わって出発するか、と思ったら外は大雨!小振りになるのを待つことにして、ちょっと部屋で待機です。ところが待てど暮らせど土砂降りの雨は衰えを知らず、結局待ちきれなくなって強行突破。

チェックアウトを済ませてエレベーターで1階へ。ベルボーイがタクシーを呼んでくれたのですが、やってきたのはさっきのローカルタクシー。なんだそう言うことか。

雨の中、タクシーは一路カタを目指します。なつかしいパトンやカロンの街を通り過ぎ、後半戦の宿、ボートハウスに到着です。

 
 



老舗ホテルなので建物や設備の古くささは否めませんが、落ち着きのあるいい雰囲気のホテルです。チェックインをお願いすると、こちらにどうぞとレストランの海側の席に通されて、しばらくするとウェルカムドリンクと冷たいおしぼりが。
いつもなら「どぅわーっ!」と言いながら汗を拭き、「くーっ!」と言いながら冷たいウェルカムドリンクをいただくところですが、今日はちょっと肌寒いぐらいなので、そんなに有難くない。

 
 

チェックインを終え案内されたのは1Fの部屋。眺めのいい部屋をリクエストしてたのに...と思いつつ部屋に入ってみると、正面にちゃんと海が見えて眺めは悪くない感じ。

 
 




 
 

部屋は広くないし調度品も特別ではないけれど、アジアンリゾートっぽい雰囲気はなかなかいいです。エアコンがちょっとカビ臭い感じがしますが、アロマが焚かれているのであまり気にはならないです。かび臭さをアロマで誤摩化している、という感じかな。
バルコニーには椅子とテーブル。ジャグジープール越しにカタの海が見えます。

 
 




 
 

さて、一息ついたらランチタイム。雨も降っているので近場で済ませることにして、ホテルを出て道の向かい側にあるSai Namレストランに。新しくできたであろうビルの一階で、壁には一面、色んな国からのゲストの写真が張ってあります。

 
 




 
 

まずは、いつものビアチャン大瓶(80B)を注文。 暑い日はビールが温くなるので小瓶を2本頼むところですが、今日みたいな涼しい日は、大瓶を頼んだ方がお得。料理はタイ風オムレツ(80B)と空芯菜炒め、それとバーミーナーム(70B)。

 
 




 
 




 
 

料理はどれも程よく美味しいし、店員さんの愛想もいいし、なによりお店が清潔なのがいい。
Sai Namレストラン、通ってしまうかも。

 
 


近くのセブンイレブンで部屋飲みビールとスパイとアイスを調達。
部屋に戻ってアイスを食べて一休みした後、雨も上がったようなのでビーチに散歩に出掛けてみます。

ビーチに出ると、海はすっかり引いていてずいぶん遠くまで歩いて行けそう。ボートハウスが有るのはカタビーチの南端なので、左はもう行き止まり。端にはレストランやレゲエバーが数件(写真下)。

 



 

ホテルの前のビーチでは、なにやら線が引かれたりサッカーゴールが運ばれてきたりで、どうやら潮が引いた砂浜でサッカーの試合が始まるようです。ちゃんとお揃いのユニフォームを来た選手達が一列に並んで記念写真の後、試合開始。審判もいます。

 
 




 
 


スコアボードを見ると「MOMTRI'S BHJ LEAGUE」とタイトルが書かれていて、対戦は「Old Man」対「Kitchen FC」。後でホテルのスタッフに教えてもらったのですが、Old Manは40歳以上のホテルスタッフのチームで、Kitchen FCはレストランの従業員チームとのこと。そのほかにも、修繕係だったりハウスキーピングだったりでそれぞれチームがあって、全5チームあるらしい。

 
 


サッカーが始まると、他の従業員達は仕事そっちのけでサッカー観戦。みんなで見に来ているけれど、この間ホテルの方は大丈夫なんですか?と問いたくなってしまいますが、このおおらかな感じがタイっぽい。

シュートなんか決まった日には、若い女の子のスタッフ達の黄色い声援で、ヤンヤヤンヤの大盛り上がり。みんななんだか楽しそう。

結局2試合しっかり観戦してしまいました。

 
 

部屋に戻ってちょっと横になっていたら、すっかり爆睡で気がつけば夜の9時。怠惰。
寝起きですがディナーです。
最初はホテルの隣にあるTAPAS BARに行くつもりで店をのぞいてみたのですが、お客さんが誰も入っていないような状態なので、タパスバーはパスして今日は手堅く行くことに。やっぱりカタと言えばロブスター&プラウンでしょう。
久々のカタの街、ボートハウスを左に出て、しばらく歩いて左へ曲がると見慣れた街並が。でも前にTシャツを値切って買った角のお土産屋さんはきれいなレストランになっていたり、ホーングリルステーキがでっかくなってたり。そうそうステーキ屋さんの隣のEAST&WESTというレストランには、いきものがかり(そっくり!)がいます。
道沿いには屋台も出ていてそれなりに賑わっているけれど、 カタの街はこじんまりで、パトンのような喧噪や猥雑な感じはありません。特にこの季節、閑古鳥の鳴いているお店も多いのに、ロブスター&プラウンは相変わらずの混雑です。

店に入ると見慣れたスタッフ達が今日もキビキビと働いています。自分達を憶えてくれていたスタッフとガッチリ握手をして席に。最初に来た頃は下っ端だった彼のネームプレートを見ると「Manager」の文字が!立派におなりになって...よかったよかった。
とりあえずシンハービールを注文をして料理を吟味。ロブプラに来るのは久々なので、食べたい料理が目白押しでなかなか決められなくて、
今日のところはシーフードのセットメニューにしてみました。ムール貝、カニ、エビ、イカ、魚とシーフードが盛りだくさん。料理と一緒にワインを注文。

 
 




 
 




 
 




 
 


今日のヒットはSTEAMED MUSSELS。グリーンカレーっぽいスープが美味。いやーそれにしてもロブプラはいい。どれもとっても美味しいです。

気がつけば最後の客になっていて、店内はすっかりお片付けモード。最後のバナナフリッターはお持ち帰りにしてもらって、チェックビン。しめて1240B。

 
 


部屋に戻ってバナナフリッター。
カスタードクリームがうまいっす。



 
 

久々のカタビーチは、いい感じです。人ごみも程よくて時間がゆっくり流れるようで。何度も来ているのに未だに感じる非日常は、新鮮でもあり懐かしいようでもあり、なんだか夢でも見ているような気分にさせてくれます。きっとこれがプーケットに通っている理由なんだと思います。

さて、明日は晴れるかな...

 
 

2010年9月