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2019年2月
旅立ち
プーケットでなくてごめんなさい。
久々の番外編、行き先はイタリア、シチリアです。
成田からアリタリア航空、ローマ経由でパレルモに向かうのですが、今、アリタリアが経営破綻中ということで、ちょっと不安。
搭乗開始は定時、順調に機体は滑走路に向けて動き出したのに途中で止まって一向に飛ぶ気配がありません。滑走路が混んでいるのでしょうか。
しばらくすると、点検が必要になったので駐機場に引き返すとのアナウンス。嫌な予感。
機内で1時間待たされて今度は、燃料補給するのでシートベルトを外してそのまま座っていろ、とのアナウンス。え?火が出たりしてとっさに避難とかするかもってこと?そんなこと言われれるとかえって怖いわ。
結局、原因などの説明はなく、ほんとにこれで飛んでいけるのかという不安だけを残して、1時間半遅れで成田を出発しました。
さて、ここですでに問題発生なのですが、ローマでの乗り継ぎ時間は1時間45分。絶望的です。
でも心配するのは今から12時間半後でいいわけで、とりあえずは気楽にいきましょう。マイペンライ。
まくら 機内の設備はまあまあ新しいですが、日本語で観られる映画が少ないのが残念です。ヨーロッパ便だと一睡もせずに5本立てとかしたいタイプなので。
写真は枕です。なんと枕カバーがペリペリペリと裂けるようになっていて、首にはめられるではないですか。これは良い。これって普通ですか?
正直機内食はイマイチですが、コップになみなみ注いでくれる赤ワインでご機嫌になりつつ、数少ない日本語映画を見て、さて半分ぐらい来たかと思ったら、まだ4時間しか経っていない。
途中、おにぎりが配られるけど、欧米人達はほぼ100%開け方がわからずご飯と海苔を別々に食べたりしていたので、配るときに食べ方を教えてあげたほうがいいと思う。
そんなこんなで、あと1時間でローマという辺りで、日本人客室乗務員に乗り継ぎ時間が無いことを告げると、すごく丁寧に対応してくれたけれど「乗り継ぎは無理で今日中の便は無理かもしれない。地上係員に聞いてみてね」とのことで、やれやれと思いつつローマに到着。
シートベルトのサインが消えて、スマホの電源を入れてみるとアリタリアからのメールの着信が。
内容を見ると「20時45分だったお前のフライトは21時半に変更した。」とのこと。おお!ありがたい。ローマ泊も覚悟していたので嬉しい知らせ。ITって素晴らしい。
パレルモ行きが出るゲートB20へは、帰りに必ずお土産物屋を通らされる観光施設と同じような構造のローマ空港内を延々移動。遠い。そういえばこれから乗る便の搭乗券を持っていないけど大丈夫かなと心配していたら、途中でトランジットカウンターを発見。陽気なスタッフが新しい搭乗券を発行してくれて「B20はこの先だよ。えーとボーディングタイムは...今だね」。おー、すでにゲートは開いている時間。急がねば。
なんとかギリギリ間に合って無事に搭乗。パレルモまでは1時間ほどのフライト。途中飲み物のサービスの時、見るからにがっつりイタリア人の乗務員に流暢な日本語で対応されたのには驚きました。国内線なのに。
無事にパレルモに到着。さて回転台で荷物の受け取りですが、国際線から乗り継いで来た乗客は「Baggage subject to customs control」と書いた看板の矢印に従って進んで、奥のガラスドアの先の専用の回転台での受け取りとなるので注意です。
表示に従って来たものの、人も数人しかいないし、荷物がなかなか出てこなくておどおどしていると、イタリア人の女の子が日本語で声をかけてくれて「東京からですか?ここで大丈夫ですよ」と教えてくれました。
今度日本で困っている外国の人がいたら絶対助けます。
荷物が出てきたので女の子にお礼を言って、出口の機械にスーツケースを通してようやく外へ。
空港からはバスでパレルモのポリテアマに向かいます。
ネットの事前情報では税関を出てすぐにあるカウンターでチケットを買う、となっていましたが、カウンターには誰もいません。キョロキョロしていると別のカウンターのスタッフが、バスのチケットは運転手から買うんだよと教えてくれました。きっと夜とか人が少ない時はそんな感じなのでしょう。バス停の場所も丁寧に教えてくれたので、言われた通り建物を出て右に進みます。
途中乗合タクシーの勧誘に会いますが、バスで行くと言うとしつこくされることはなく、バスならあっちだと教えてくれます。
バス停の一番端に停まっていたバスに、ポリテアマと伝えると「このバスだ」と言うので、バスの横っ腹にスーツケースを積み込んだら一人6.3ユーロを払ってバスに乗り込みます。23時になってバスは出発しましたが乗客は我が家のみ。貸切です。バスは海沿いの道を走ってパレルモ市街に入ったらリベルタ通りを南下。
40分ほどでポリテアマ劇場前のカステルヌオーヴォ広場に到着。今回のホテル、ガリバルディはここから歩いてすぐの場所。スーツケースをゴロゴロ引いて信号を渡って、Google mapを見ながら歩きますが、ここのはずと思うところにホテルの気配は無し。よーく見ると狭い下り階段の入り口に「HOTEL GARIBALDI」と書いた小さな看板があって、ここであることは間違いないようですが、一応4つ星ホテルだし、きっとこれは裏口かなんかか、と思って他の入り口を探しますがありません。
結局この狭い階段を降りたところが入り口でした。ちょっと不安。
中に入ってチェックイン。部屋は4階の角部屋。中はこんな感じです。
ホテルガリバルディ ホテルガリバルディ
広い部屋ですが無駄に広い。せっかく広いのだから、椅子とテーブルぐらい置いてくれればいいのに。
壁や床は歴史ある外観に似合わず綺麗です。悪く無い。
窓からはルッジェーロセッティモ広場、ポリテアマ劇場が見えます。
ホテルガリバルディ ホテルガリバルディ
お風呂はバスタブはあるものの、シャワーを浴びるとビシャビシャになるタイプのやつ。
こういうシャワーカーテンの無いタイプの正しいシャワーの浴び方を知ってる人がいたら教えて欲しい。
もう夜も遅いので、今日のところは日本から持参のカップうどんで軽い夕飯を食べてシャワーを浴びて、さっさと寝ましょう。
ただ、部屋がちょっと寒い。エアコンの調整を試すが反応無し。南イタリアでは暖房のないホテルも多いというのを読んだことがあるので、こんなものかと諦めて今日のところはこのまま就寝。
二日目
朝、肌寒い。
南イタリアといえども冬は寒い。ホテルとしての設備は申し分ないんですが、窓の仕組みが何百年前のままというか、たんに建て付けが悪いというか、隙間風が半端ない。前を通る車の音も良く聞こえます。
下の写真はエレベーター前にある階段。こういう異国情緒がいいよね。
ホテルガリバルディ ホテルガリバルディ
ホテルガリバルディ 朝食レストランはロビー前。朝7時過ぎですが、すでにそこそこ人がいます。
ホテルガリバルディ 甘そうなパンが充実。
甘くないパンとウインナーとかベーコン、目玉焼きなどもあるので安心してください。
あと、ハムとサラミとモッツァレラチーズも。
ホテルガリバルディ 今日はイタリア人を気取って甘パンとカプチーノ。
サイズ感が伝わりにくいですがパンがでかいです。
そして甘い。これを毎日は無理です。
ジュースはフレッシュのじゃなくて果汁30%ぐらいの感じですが、日本で普通の濃縮還元の100%ジュースよりこっちがいい。
ヨーグルトもでかい。
窓からの景色。ポリテアマ劇場の横っ腹越しにルッジェーロセッティモ広場が見えます。
ホテルガリバルディ
こっちは反対側の景色。
ホテルガリバルディ
そしてこれがホテルガリバルディの外観。
ホテルガリバルディ
ホテルガリバルディ これが入り口の看板。
うっかりしてると見逃します。

ホテルガリバルディ この階段を降りたところが入り口。
スーツケースのこととか、全く考慮されていません。
ガリバルディ これが窓から見えていたポリテアマ劇場の正面。
ネットでいろいろ調べていると「ホテルガリバルディはポリテアマ広場の近く」といった書き込みが多いのですが、Google Mapを見ると、ポリテアマ劇場の前の広場はルッジェーロセッティモ広場で、道を挟んで隣の広場はカステルヌオーヴォ広場となっていてポリテアマ広場が見当たりません。
謎です。
さて、いよいよ観光に出かけましょう。
まずはローマ通りを南下します。ローマ通り自体は車も多くて特に風情は無いですが、神殿みたいなでっかい郵便局を過ぎてリナシェンテというデパートを過ぎたところに思いがけず現れたのが サン・ドメニコ広場。
サンドメニコ教会 奥の建物が サン・ドメニコ教会です。

サンドメニコ教会 手前の像は、マリア像でしょうか。
とりあえず、サン・ドメニコ教会の中に入ってみます。

サンドメニコ教会
サンドメニコ教会 華美な装飾など無い普通の教会ですが、マフィア撲滅に尽力した裁判官で、後に暗殺されたというジョヴァンニ・ファルコーネのお墓があります。
ヴッチリア市場 教会を出たところの路地が市場になっていたので通り抜けてみました。
時間が早過ぎたのか、あまり開いている店がなく、開いている店もまだ準備中の雰囲気。特に盛り上がることなく通り抜けてしまいましたが、ここがヴッチリア市場。きっと午後に来れば盛り上がるのでしょう。

こういう車たちを見るとイタリアに来た、を実感します。
日本の軽トラとか流行っても良さそうな気がするけれど走っているのは見かけません。
イタリア車 イタリア車
ヴィットリオ・エマヌエーレ通りを右に曲がるとすぐに見えてくるのがプレトリアの噴水。
プレトリア広場
そしてその先がクアトロカンティ。
クアトロカンティ
パレルモ観光では必ず紹介されている有名な交差点。とはいうものの、 世界3大がっかりみたいに、大したことないところだろうと思って訪れたのですが、思ったより見応えあります。
プレトリア広場
クアトロカンティ 交差点の真ん中に立って、ぐるっと一周の写真を撮りたいところですが、車も通るのでぼやぼやしてると轢かれます。
すぐ横にあるサン ジョゼッペ ディ テアティーニ教会に入ってみましたが、ミサが行われていたので静かに退散。ここはまた出直しましょう。
続いては先ほどのプレトリアの噴水の奥を抜けて、マルトラーナ教会へ。ここは有料で一人€2。
マルトラーナ教会
マルトラーナ教会
マルトラーナ教会 内部は金のモザイク画。
歴史的なうんちくとか、この亀の絵の意味などは、詳しいサイトがたくさんあるのでそちらを参考にしてください。
続いては裏通りを歩いてジェズ教会を目指します。
裏通り
猫 車の上の猫。
パレルモの街は野良猫多い。
そういえば、日本ではめっきり野良犬とか野良猫とか見なくなりましたね。
ジェズ教会 ジェズ教会到着。
外観はそうでもないですが中は豪華です。

ジェズ教会
ジェズ教会を出て先へ進むとバラッロ市場。さっきのヴッチリア市場と比べると規模もでかいし活気もある。
バッラロ市場
イタリア車 イタリア車
ジェズ教会 写真はもっぱら野菜や果物ですが、肉も魚もなんでも売ってます。
テレビの旅番組で必ず出てくるモツバーガーとかタコにレモン絞って食べるのとか、そそる屋台ももちろんあるのですが、わりと衛生面とか気にしてしまう質なので、眺めるだけにしておきます。
ジェズ教会 こういうお土産っぽいのも売っていて、おじさんの試食攻撃に負けてパスタ用のとパンに塗る用のピスタチオペーストなどを購入。

ジェズ教会 屋台の後ろに店舗があってモディカのチョコとかナッツ類などいろいろ売ってます。
ジェズ教会 バラッロ市場を出て、今度はノルマンニ宮殿方面に向けて一番近道の裏通りを進みます。
途中、フリマのようなことをやってるところを通ったのですが、動きそうにないラジカセとか、散々履き古した靴とか、マジか!というようなものを普通に売ってます。もしやここは観光客が来てはいけないエリアなのかもしれません。
そんなエリアを通り過ぎてようやくノルマンに宮殿に到着。ただ、今日はここはながめるだけ。初日に全部回ってしまうと次の日からやることがなくなってしまうので。
せっかくここまで来ちゃったしついでにパレルモ大聖堂にも寄ってみました。
パレルモ大聖堂
パレルモ大聖堂
ここも、今日は下見のみ。明日ゆっくり見に来るつもりです。
Trattoria Ai Normanni と、ここらでランチにしましょうか。
Google Mapで近くに良さげなトラットリアを見つけたので行ってみます。
店の名前は、Trattoria Ai Normanni。
場所はヴィットーリア広場の南側です。
Trip Advisorの旗が目印。
Trattoria Ai Normanni 門をくぐって中庭に入るとこんな入り口。
う〜ん、思わず「ただいまー、今日のご飯何ー?」と言いたくなる感じです。

でも、中に入ってみるとなかなかいい雰囲気で店員さんもいい感じですが、この時間に他に客がいないのはちょっと心配。
Trattoria Ai Normanni
コンガスの水とハウスワインをデカンタ(500ml)で、料理はアンティパストイタリアーノとイワシのパスタを二人でシェアすると注文。
アンティパストイタリアーノはミニカプレーゼとハム、カポナータ、黒オリーブ、パルメザンチーズ、それにパネッレの盛り合わせ。
Trattoria Ai Normanni パルメザンチーズがおいしい。濃い味なのでこれだけでワイン一本飲めそう。
パネッレはひよこ豆で作るシチリア名物。一度は食べたいと思っていた料理ですが予想よりおいしい。
ワインがすすむ。
Trattoria Ai Normanni イワシのパスタ(パスタコンサルデ)は半分ずつ二皿に分けて出してくれました。
これもシチリア名物で、必ず食べたかった一品ですが、こちらも思っていたより美味しい。
Trattoria Ai Normanni 食事の後はエスプレッソとカンノーロ。
お勘定は€38。Trattoria Ai Normanni、なかなか良かったです。
やっぱワインが安いのはいいね。
さて、初日からたくさん歩いたので、買い物でもして一旦ホテルに戻りましょう。
Google Mapを見るとカルフールが近そうなので、地図を頼りに探しますが、すごく見つけにくいところにあります。この辺のはずなのになー、と思ったら諦めずにキョロキョロしてください。
部屋飲み用の酒たちと、お土産などを物色。まだ日にちはあるので今日は、取り急ぎ今日明日の酒をメインに調達。
ホテルガリバルディ
おじさんビール(MORETTI)とスプマンテの小瓶。部屋飲みには欠かせない。
カルフールを出てホテルに戻る途中、カルフールエクスプレスにも立ち寄って水やジュースを追加調達。エクスプレスとは言うものの品揃えも悪く無いので、今後の買い物はここでいいかも。
ホテルに着いたら時差ボケと部屋飲みビールのせいで、ちょっと昼寝。
夜、8時も過ぎた頃にディナーに出かけます。事前に何件か調べておいた店に行ってみましょう。
場所はクアトロカンティのすぐ近く。今度はルッジェーロセッティモ通りを南下。
こちらの道の方がローマ通りより風情があってよろしい。
途中にはマッシモ劇場。ここからクアトロカンティまでは歩行者天国になっているので歩きやすい。
クアトロカンティに着いてお目当のレストランBistro Bistorotを見つけたのですが、激混みです。時間は8時半。店の前に人が溢れて、これじゃあいつになったら入れるかもわからないので、ローマ通り側の第2希望のFerro Di Cavalloに移動。
しかーし!こちらも店に入れなくて外で飲みながら待ってる人でごった返しているではないですか。
ここも諦めて、ローマ通りをホテルに向かって歩きつつGoogle Mapで店を探してみると、ローマ通りから左に路地を入ったところにレストランが集まっているエリアを発見。この辺ならどこか入れる店もあるだろうと路地を曲がります。
Ruvolo 通りの名前はわからないですがリナシャンテの向かい側の路地を斜めに入っていくと、渋目のバーやパブのエリア。そこを過ぎると店先に大きなテントのあるレストランが数件並ぶエリアがあります。
混んでる店、そうでもない店がありますが、ほどほどのRuvoloに入ってみました。
南イタリアと言えども冬は寒い。でもテントの中はちゃんと暖房があって快適です。
まず飲み物はコンガスの水と地元のワインをと注文。
料理の方はシーフードのアンティパストミストと得意のフリットミスト。
Ruvolo Ruvolo
アンティアパストミストは、サーモン、あさり、ムール貝、たこ、イカ、エビ、牡蠣と盛りだくさん。二人でシェアするのにちょうどいい。でも牡蠣は1個しか入ってないので、仲良く喧嘩してね。
フリットミストはイカとエビがメインですが、エビは大小2種類、イカも普通のとホタルイカ的なのとがあって、ワインが進む。盛りもいい。二人で二皿だけですが満腹太郎です。
お勘定は〆て€52。思いがけず入った店ですがなかなか良かったです。
ホテルに帰って、さあ寝るかと思ったら外がやけに騒がしい。窓から外を見てみるとポリテアマ劇場の裏手辺りに人だかりがあって、爆音で音楽が聞こえます。生演奏かもしれません。立て付けの悪い隙間だらけの窓に防音効果は無く、夜中の2時ごろまで爆音が続きました。やれやれ。
そして部屋が寒い。
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