番外編 | BACK | NEXT |
2013年9月 |
五日目 ポジターノ〜ナポリ |
今日は朝から雨。はたしてナポリはどうなんだろう? とにかく、フェリーではなくタクシーにして正解だったかも。 パッキングもしなければならないので今日は早めで8時に朝食。 朝のメニューはいつもこんな感じ。 |
|
|
---|
予定の時間より少し早いけれど、パッキングを終えてチェックアウトのためロビーに降りると、すでにタクシーが待っているとのこと。早速タクシーに乗り込んでナポリを目指します。 来るときは夜だったので景色は見えなかったけれど、帰りは崖沿いの道を海を眺めながらのドライブ。途中見晴らしのいいポイントにはレモンを売る露店が出ていて、さながら真鶴道路といったところか。 今日のドライバーはラヴェッロ在住とのこと。 雨の中、順調に走ってナポリに到着。ドライバーに料金を支払う際にチップをねだられましたが、ホテルのお姉さんにコミコミで€100ぽっきりと約束したからと、やんわり断ると素直にあきらめてくれましたが、う〜ん、チップは難しい。 |
ナポリの宿は、ルネッサンス・メディティラネオ (Renaissance Mediterraneo)。 港の近くにある近代的な建物の4つ星ホテル。 ロビーに入ると、変わったオブジェが多数。 |
|
|
---|
なんのオブジェかと思ったら、聖ジェンナーロと書いてあります。そう、今日は聖ジェンナーロの祝日なんです、聖血が解ける奇跡が起こると言う。1年に3回もあるらしいので有り難いのか有り難くないのか微妙ですが。 ホテルの予約をしたとき、明日が土曜なのになぜ今日の方がホテルのレートが高いのだろうと思っていたら、そういうわけだったのです。なっとく。 チェックインしてとりあえず部屋へ。初っぱなから、エレベーターの使い方がわからなくて難儀しました。テンキーで行き先の階を入力する仕組みで、使い慣れたものの使い方を変えると、こうも不便かと実感させてくれます。 |
眺めのいい部屋とリクエストしておいたせいか、10階の角部屋。角部屋と言っても窓は一カ所。でも他の階より広めの窓になってます。 景色は隣のマンション&路地ビューですが悪くない。 部屋は白と赤と木目のバランスがよくて居心地よし。洗面も新しくて機能的。バスタブもあり。 |
さて、聖ジェンナーロも気にならないわけではないですが、今回はスパッカナポリやドゥオモじゃない場所に行きたかったので、とりあえず港の方へ向かってみます。 |
まず最初がヌォーヴォ城。遠目に眺めてさらっとスルーして次へ。 |
ウンベルト1世のガッレリアの前を通って、王宮を左に見ながらプレビシート広場を抜けた先のサンタ・ルチア通りを右へ。 |
各名所をスルーして、一直線に向かっているのは、ランチのレストラン。ガイド本をたよりにサンタ・ルチア通り沿いのトラットリア、ダ・エットレ(Da Ettore)へ。 お昼ちょっと前と言うこともあり、店内に先客が2組のみ。 店内は落ち着いた内装で高級感もあり。厨房を覗くとピザ釜が見えます。 |
|
|
---|
今日のお目当てはピザ。前回ナポリに来たときうっかりピザを食べずじまいだったので、ナポリの最初の食事はピザと決めてきたのです。 ブッファーラのマルゲリータピザ(€9)とタコのサラダ(€8.5)を注文。飲み物はビール。 |
|
|
---|
イタリアの人々はピザは一人1枚オーダーするようですが、とても食べきれないので二人で一枚のオーダーにしたら、ちゃんと切り分けて出してくれました。ピザはまじ美味いです。 病みつきになったタコのサラダは、いつものようにレモンをギュッとしぼると、これも絶品。 食べ物のおいしい国は幸せ。 |
店を出て、そのまま海方面に歩くとナポリ湾に出て、目の前には卵城。 あいにく祭日で中には入れなかったので、ナポリ湾沿いをそぞろ歩きます。 このあたりは、高級ホテルが立ち並んでいて、通り沿いにはテラス席のカフェやレストランがずらり。 |
ヴィットリア広場まで歩いたら、街に戻ります。プラダやグッチなどブランドものの店の前をかすめて、プレビシート広場方面へ。 |
ウンベルト1世のガッレリアまで戻って中に入ってみたけれど、曜日のせいか祝日のせいか時間のせいか、店はみんな閉まっていてちょっとがっかり。 |
ガッレリアがだめならデパートに行こうと、ガイド本に出ていたラ・リナシェンテに向かいます。ガッレリアを裏側に出てトレド通りを北上。でも、この辺かな?と思うところに着いても見当たりません。 どうやら、H&Mに変わった模様。自炊してきたガイド本が4年前にナポリに来たときのものなので、いろんな情報が古くて困る。そういえば、この H&Mのすぐ近く、ホテルからもすぐのところに地下鉄のトレド駅ができてましたが、これもガイド本には無し。ナポリのような歴史ある街でも、4年もあれば街は移ろうのですね。 トレド通りはブランドの店から雑貨屋までいろんなショップが並んでいるので、適当にぶらぶらウィンドウショッピングをして、歩き疲れたところでホテルに戻ります。 ここからホテルへは徒歩数分。思っていたより全然近い。 |
ホテルのほんの目の前にスーパーマーケットを発見したので寄り道して自分土産でクノールのリゾットを大量購入。部屋飲みのビールも購入。レジ袋は有料なので注意。 |
ホテルに戻って、窓から外を眺めながらお疲れさまビール。 ちょうどホテルの窓からさっきのスーパーが見える。 一息ついたらホテル探検。屋上に行ってみます。 屋上からはナポリ湾を一望。ヴェスヴィオ火山もよく見えます。 |
|
|
---|
夜まで部屋でのんびりして、8時頃夕食へ出かけます。 夜も昼と同じくサンタルチア地区へ。 途中の王宮前はきれいにライトアップされていましたが、ちょっと毒々しい色で趣には欠ける。 |
|
|
---|
サンタ・ルチア通りに出て、昼に行ったダ・エットレを過ぎた先のマリーノへ。 |
店内は街の食堂と行った雰囲気で、客層は近所の家族連れと言う感じ。 テラス席も埋まっているし、結構混んでます。 デカンタの白ワインといわしのマリネ、ボンゴレスパゲティ、シーフードリゾットを注文。 |
いわしのマリネが品切れとのことで「他のマリネならあるよ」とお惣菜ショーケースまで連れて行かれて、太刀魚かシラスかサーモンかで悩んでいたら、盛り合わせもできると言うので、マリネの盛り合わせを注文。 ナポリでもシラスを食べるのですね。 太刀魚もシラスもサーモンもおいしいですが、いわしだったらもっとおいしいと思う。 |
|
|
---|
ボンゴレはあさりダク。味は普通。 シーフードリゾットはいい味出てます。パスタもリゾットも、なんというか、田舎の味といった感じで、とっても素朴な味わい。 デカンタのワインは今イチ。 マリーノ、雰囲気は悪くないけれど、総合的には今ひとつかな。 食後はナポリ湾の夜景を眺めてから、最終日に乗るつもりの空港までのアリバスのバス停の位置を確認してホテルへ。 |
明日はナポリを街歩きです。 |
番外編 | BACK | NEXT |