2005年12/8〜12 |
12/12 |
まずはいつも通り朝食にレストランに行くといよいよビュッフェもありません。朝食メニューからご飯やパンの種類を選んで、卵の焼き方を選んで、飲み物を選んで。この前みたいに冷めたビュッフェよりはこのほうがぜんぜんいいです。 で、自分は懲りずに焼飯を頼んだのですが今日の焼飯はおいしい!出来立てと言うのもあるのでしょうが昨日までのビュッフェの焼飯とは全然違う。最初からこれを出してよって感じです。でもきっちり一人前出てきてしまうので量が多くて、食べ物を残せない性格の自分としては朝からちょっと食べ過ぎました。 さて、天気も悪いし寒いしで今日はプールに行く気にもならないので、無料で貸してくれるマウンテンバイクでサイクリングに出かけることにしました。 |
プーケットの道は坂が多くて、マウンテンバイクなんて借りてもしんどいだけで楽しくないと思っていたので、まさか自分が借りるとは思っていなかったのですが、他にやることも無いし。しんどかったらすぐに帰ってくればいいやという気持ちで借りてみました。 レセプションでお願いすると奥から持ってきてくれます。マウンテンバイクとのことでしたが、多分日本ではこれをマウンテンバイクとは呼ばないと思います。普通のギヤ付き自転車です。調子のいいホテルの人いわく「20分ぐらいでタウンにも行けるよ」とのことでした(タクシーでもタウンまで20分かかったのに...)。 |
と言うわけで、いざ出発。地図を左回りに回ってみることにしました。 出発してすぐ最初の後悔。早速の登り坂ですでにへとへとです。せめてAow Yon滝ぐらいは見て帰らないと情けないなぁと思って、とりあえずは滝に向かいます。フラフラになって自転車をこぐ横をどう見ても子供が運転しているバイクが冷ややかな笑顔と共に追い越して行きます。ホテルのホームページに楽しげにサイクリングロードを走っている写真が載っていたのでホテルの周りはそういうのが整備されているのかと思ったら大間違いで、舗装はされているものの普通の道です。でも交通量は多くないので走りにくくは無かったです。 1キロ程走ったら(といっても上り下りが激しくて気持ち的にはもう何キロも走った気がしますが)ようやく「Aow Yon滝1キロ」の看板発見。道を左に曲がって山奥の方へ向かいます。 途中、道はきっちり舗装されていますが、道の両側はすっかりローカルな雰囲気です。道すがらおじさんがハロー!と声をかけてくれたり、牛がカメラ目線で写真に写ってくれたり、ほのぼのムード満点です。曲がりくねった道を進んで進んでやっと滝の入り口に到着しました。この時点で出発してから40分です。 道はここで行き止まりになっていて、ここからは歩いて行かなければなりません。一応看板が出ていて、それを見ると滝は5段階あって一番上まで行くには結構登らなければならないようです。とりあえず歩き始めてすぐ最初の滝らしきモノを発見しました。ここまでは平らですが、この先は結構な登りです。結局、なんか険しそうだし、鍵の無いまま置き去りの自転車も気になってしまうし、などいろいろ理由をつけて登山は断念。サイクリングに戻ることにしました。 |
この牛、写真を撮り終わるまで |
滝の入り口です。倒れてしまっている |
最初の滝。きっと上まで |
しばらくすると大きい道に出てきました。この道はタウンからパンワに行く道だと思うので、やっとコースの半分ぐらいは来たかなと。 この道を左折してタウン方面に向かいます。しばらく北上するとローカルのお店が何軒かあって、きっとどこかを左に曲がらなければならないはずなんですが、この時点でホテルで貰った地図は役立たずです。曲がるところの目印も書いてないので後は勘に頼るしかありません。 しばらく走ってKhao-KhardViewTowerの看板を発見。迷わずそこを左折。 さて、ここからが大変だったんです。ここから後のことに比べれば今までは序章です。とにかくひたすら登り坂。そりゃビューポイントですから山の上にあるわけで、それくらいのことは最初からわかっていますが、こんなコースをサイクリングコースとして客に教えるホテルは何考えてるのよ、と言いたくなってしまいます。ここから先、自転車に乗っていられるのはほんのわずかで、ほとんど自転車を押して坂を上ることになります。おまけに朝はどんよりしていた雲が切れて陽が射し始めたりして気温は上がる一方です。持ってきていた水も底をついて行き倒れ寸前です。それでもここまで来たからには戻るわけにも行かず、とにかく道なりに進みます。幸いここまで分かれ道も無く、道を間違えたりはしていないはずなのですがここに来て問題発生。T字路にぶつかってしまいました。でも看板も何もありません。左を見ると気の遠くなるような坂、右を見るとなだらかですが、はるか道は続いています。仕方ないので一軒だけあった民家で道を聞いて見ることに。もちろん日本語も英語も通じませんが、持ってきていた地図を見せると右の方向を力強く指さしてくれたので、お礼を言って右に進みました。 ここからはさらに日光いろは坂ばりの登り坂を登ることになりますが、登りきってついに見つけました。 |
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そうこうしているうちに若いタイ人のカップルが来てベンチでちちくり合いだしたのでタワーを降りました。 ただ帰りはすごいです。行きにかかった時間がウソのようにものすごい早さで坂を下って、あっという間にタウンーパンワの大通りに戻ってきました。ここでちょっとパンワ方面へ戻って、途中のお店でコーラを購入。汗だくでコーラを飲んでいる二人を不憫に思ったのか、一見怖そうなおじさんが一言「タイランド、ソム」と言って1つずつミカンを渡してくれました。もらったミカンを食べて、ペットボトルの水を買って、おじさんにお礼を言ってサイクリングの続きです。 大きい道をタウン方面に進んで行くと徐々に交通量が増えて大きいトラックなんかも行き交うようになって、排気ガスが目にしみます。 だいぶ走ってようやくホテルの看板を見つけて左折。ここからは前にホテルからタウンへ行った時と同じ道なので一安心です。とは言うものの道は相変わらずアップダウンが激しくて、結局ホテルに戻ったのは出発から4時間以上経った2時半でした。 ホテルに戻った時点でもうへろへろ。さっそくプールに入ってクールダウン。プールは相変わらず貸し切りです。イヤーそれにしても大変な一日でした。ビューポイントはとってもいいところでしたが、ぜひ自転車ではなくレンタバイクかなんかで行くことをお勧めします。 さて、この旅最後の夕食ですが、今日もホテルのレストランにしました。プールの後、いったん部屋に戻ってビアチャンを飲みながらちょっとまったり(ぐったり)して、7時半頃レストランに向かいました。 |
サテ。定番のビーナッツソースと |
お魚のフライ。 |
トムヤムクン |
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野菜炒め。 |
相方の体調が本調子ではないので、今日もあえてあまり辛くないものを注文。でもどれもおいしかったです。こんなにお客さんがいないのがもったいないですね。 夜食事をしている間もお客さんはわが家ともう一組の日本からの女性二人組のみ。きっとホテルに泊まっているのもうちとこの二人のみだと思うので、今日は日本人宿泊率100%かも。 |
タイ航空のカウンターでチェックイン。帰りはボーディングパスを2枚もらいます。プーケットーバンコク間はまあまあの搭乗率でしたが、バンコクー成田の飛行機はがらがらでした。 さて、今回はハイシーズンを期待していたものの、結局晴れたのは一日のみでちょっと残念。 天気が良ければもう少し印象も変わったと思いますが、もうここに来ることは無さそうです。 |
2005年12/8〜12 |