2011年5月

     
  1日目
 


今回も成田に前泊したので、朝、ホテルのバスで空港へ。大きなバスだけれど席は空いていて乗っているのはほんの数組。
タイ航空は第1ターミナルなわけですが、バスはまず最初に第2ターミナルへ。ここで何組かを降ろして第1ターミナルに向かおうとしたところで早くもトラブル発生!「ミーーー」というブザーが鳴ってバスが発進できない模様。運転手さんと本部との無線でのやり取りを聞いたところでは、水温計がおかしいらしい。前にもあったとか、別のバスを用意してとか、どうなることかと思ったけれど、しばらくすると「エアコンを切るとブザーが止まるので、エアコンを切って出発します」とのアナウンス。そういう問題か、と言う気もするけどまあいいか。

第1ターミナルに到着。空港がいつもより混んでいるように感じるのは、今日のプーケット直行便が12時発で、今までよりちょっと遅い時間になったせいかな。
チェックインをした後は、本屋で文庫本を物色。スーツケースには旅用にbook offで買った文庫本が入っているれど、空港の本屋で気まぐれで選ぶのも旅の楽しみ。

 
 



ゲートに進んで搭乗開始を待ちます。ゲートの前はそんなに混んでいるわけでもなくて、今日の便は空いているのかなと思いきや、いざ乗り込んでみると座席はしっかりと満席。

飛行機は定時に出発して、ジントニックやらシンハーやらでご機嫌になって、映画見て、寝て、起こされてアイス食べて...なんてしてるうちにプーケットに到着です。

 
 

空港を出てお迎えと合流。旅行会社の乗り合いバンでまずはカタ方面へ。
カタビーチのピーチヒルホテルで一組降ろしてバンは海沿いを北上。カロンビーチを過ぎて一山超えればそこはパトンの街。

さて、この旅最初のホテルはパトンビーチのラフローラ(La Flora)です。

 



 



ラフローラはパトンでは数少ないオンザビーチのホテル。ビーチロード沿い、バングラ通りの近くで立地はばっちり。

ホテルに入るとウェルカムドリンクと冷た〜いオシボリでお出迎え。白を基調に大胆な色使いのインテリアがおしゃれじゃないですか。

チェックインして部屋へ。部屋は2階のDeluxe Pool View。スタッフ達も気さくでとってもいい感じ。

 
 

 
 

 
 


部屋もバルコニーも十分な広さ。第一印象はとってもいいです、ラフローラ。
チェックインのときにwifiのユーザーネームとパスワードが書いたカードをもらえるので、それを使えばネットもすぐにつながります。そして地味に、いや、すごくうれしいのが冷蔵庫の中身が無料なところ。ビールもしっかり4本入ってる。

今回は我が家的には珍しく前半からのパトンビーチ。前回はカマラ、その前はナイハーンと、まずはマイナーなビーチに入って、最後の数泊だけをパトンに滞在するパターンが多かったので、いきなりパトンはちょっと新鮮。
せっかくのパトン、パトンと言えばプーケット旅行の定番、というわけで今日の夜は定番を満喫することにして、店先に魚やロブスターなんかを並べてるシーフードレストランに行きましょう。

 
 



ネットで調べたところによると、パトンでシーフードレストランの定番と言えばサボイ(SAVOEY)かパトンシーフード。サボイはホテルを出てすぐのところなのでまずはサボイをチェックした後にパトンシーフードへ。シーフードの並びっぷりとか店の混み具合とかを吟味した結果、今日はサボイにしてみました。

 
 





 
 

そしてプーケットで定番シーフードといえばロブスター。店先でエビや魚を物色しているとスタッフがあーだこーだ声をかけてくるので、手頃なサイズのロブスターを選んでテルミドールを注文。ちなみに中くらいのロブスターで500g。お値段は200B/100g。でっかいロブスターはちょっと色が違って250B/100g。200Bのと250Bので何が違うの?と聞いてみたら「サイズ」と言われてしまいました。ん?
席についてハイネケンの生(55B) を注文。その他の注文も定番づくしでトムヤムクン(100B)と空芯菜炒め(150B)を注文。定番じゃないけどシュリンプカクテル(150B)も。

 
 





 
 





 
 

サボイ、なかなかいいです。料理もおいしいし雰囲気もいい。ああ〜南国リゾートに来ちゃったな〜という気持ちにさせてくれます。
が、しかし、生バンドの演奏が下手過ぎ!歌もひどいけどギターもひどい。調子っぱずれなカーペンターズを聞かすぐらいならCDとかかけといてくれればいいのに。

パトンの街は相変わらずに見えるけど、実はいろいろ変わっているみたい。La Floraの前のこの通りも、前回来た時は無かったと思う。

 



 

夜のパトンは相変わらずの大賑わい。この喧噪と猥雑がパトンなわけで、プーケットにいることをとっても実感させてくれます。トゥクトゥクやレストランの呼び込みをかわしながらブラブラするのも悪くない。まだ今日着いたばかりなのに、なんだかたっぷりプーケットを満喫した気分になりました。

 
  2日目
 


朝、いつものごとく早く目が覚めてしまって、2度寝しようかなとも思ったけれど、思い直してむくっと起きあがってバルコニーへ。
床が少し濡れているところを見ると夜中に雨が降ったのかも。
まだ空がようやく白みだした時間ですが、ぼんやりしながらそのままバルコニーで読書。空は曇り。
しばらくして、すっかり夜も明けてきた頃、ビーチへ散歩に出てみます。

 



 

ホテルをビーチ側に出て、ブ〜ラブラとビーチを北上。朝のパトンビーチは静かです。
ところどころでビーチボーイ達がビーチチェアのセッティングを始めています。
波が意外と穏やかなのは雨期の訪れが遅れているということなのでしょうか。
朝のビーチは涼しくて散歩には最適。でも、適当なところで折り返してホテルに戻る頃には、少し汗ばんでしまいました。

 
 



朝食は1階のプールサイドにあるレストラン。ほかにゲストは2組ほど。奥のソファの席に着いてカフェラテを注文。
朝食の料理の種類は多い方ではないけど必要十分。盛りつけもきれいでとてもいいです。

 
 



 
 

奥には生絞りジュースのコーナーがあって、ショーケースの中から好みのフルーツを選べばそのままジュースにしてくれます。ショーケースにはフルーツだけでなく人参、トマト、キュウリ(?)まで並んでいて、ジュース係のスタッフに、おすすめは?と聞いてみたら「全部ミックス」というので全部ミックスを注文。

 
 

 
 


出てきたジュースはちょっと怪しく泡立っているものの、すごくおいしい!
ちゃんと人参と言われれば人参の味もするし、キュウリと言われればキュウリの風味もあるなぁ..という感じ。ちょっと元気になる味です。

食後、部屋に戻ってバルコニーから空を見上げると、相変わらずの曇り空。さーて、今日はどうしようかと思っていたところに雨が。
わりとしっかり降りそうな雨足なので、とりあえずバルコニーで読書をしながら待機。

 
 



 
 

しばらくして雨はやんだものの空はしっかり雲に覆われていて、どうも晴れそうにない。もう少し様子を見て、駄目なら今日は海をあきらめようと思って、バルコニーで読書の続きを始めたものの、じっとしていられなくて、本日2度目の散歩に出かけます。(散歩に出るくらいならビーチに出ればいいじゃん、とお思いでしょうが、ビーチに出てすぐに雨が降ってきて結局引き上げることになる場合を考えると、日焼け止めとか準備が面倒くさいのです)

曇り空のパトンビーチ、それでもそれなりに賑わっています。

 



 


太陽は出ていないものの、朝と違って蒸し暑くて、ちょっと歩いただけで汗だくになって散歩どころではないパトンビーチ。そうそうに部屋に引き上げることに。

左の写真はビーチ側から見たホテル。縦長のプールを挟んで両側に客室が並んでいます。
1階の部屋はプールアクセス。


 
 


結局、バルコニーで読書をして午前中を過ごして、今日はもう海はあきらめて、買い物に出かけることにします。

 
 


ホテルの前の新しい通りに入ると、できたての商店街といった感じだけれど、建物が新しいだけで売っているのはTシャツだったりお土産品だったり、新しいわけではないですね。まだテナントが入っていないところもあるようなので、ほんと最近できたって感じ。突き当たりにはKEEという大きなホテルができていて、いつのまにこんなところにこんなでかいものを、と驚いてしまいました。
突き当たって右に進むとバー街なんですが、猥雑さが売りのBarをきれいな箱に収めましたって感じで、ちょっと違和感。
通りを抜けるとバングラ通りの途中に出ます。


 
 


バングラ通りを左に行くと突き当たりの右手がジャンクセイロン。
地下でお土産を見る前にまずは腹ごしらえ。フードコートでランチにしましょ。

 
 


food HEAVENというたいそうな名前のフードコートでまず400Bをカードにチャージ。一通りお店を物色して結局一番最初に見た一番右端の店でカオパットのソーセージ添えと野菜のカオパット(どちらも正式名称は忘れましたが、とにかくどちらもチャーハンです)を注文。

なぜ一番右端の店で注文したかというと、注文を聞いてくれるおじさんがとっても笑顔なんです。その他の店は客が居ようと居まいと無表情で無愛想に注文を聞くだけなのに、このおじさんだけは終始笑顔で、そんな笑顔を見せられちゃったらここで買わないわけにはいかないじゃん、という気持ちにさせてくれます。

 
 

料理を注文したら「7 minits!」とおじさんが言うので、そうか7分待つんだなと、席について待機。生ビールを買ってちびちびやりつつ料理ができるのを待ちます。7分なんて微妙に中途半端な指定をするからには、それなりに根拠があるのだろうと思って7分待って、席からおじさんに視線を送るも、料理ができる気配は無し。それからまた数分待ちながら「料理はどうなっているんだ」オーラを投げかけていたらおじさんに届いたようで、こちらを見たおじさんが満面の笑みで横でフライパンを振っているおばちゃんを指差して「これがお前のだよ」のジェスチャー。憎めない。

 
 

 
 

そして出てきたのが上の写真の料理。左のチャーハンは普通だけどソーセージはちょっと甘めでおいしい。ビールが進む。
右の野菜チャーハンはあっさり味で、これもおいしい。 チャーハンはタイがうまい。

食後は地下のお土産を物色して、その後カルフールへ。タイのお菓子とか購入。ついでに酒屋で部屋飲み用のジンとトニックウォーターとジンジャーエールも購入。ホテルに帰る途中、コンビニで氷を買って、部屋で飲む気満々。今日はこのまま部屋で過ごすことになりそうなので。

 
 



というわけで、部屋に帰って早速の酒盛り。

持参のマドンナのライブDVDを見つつジンバック。
そうだ、ライム代わりのマナーオ買ってくれば良かった...

 
 

今日は、結局1日パっとしない天気だったので、海に出ることも無く部屋とバルコニーで過ごして、夜になったところで今日の夕飯の作戦会議。ネットであれこれ調べた末に今日はイタリアンにすることに。パトンにはイタリアンのレストランがいっぱいあって(ローマとか、ナポリとか、マッケローニとか)選ぶのに困ってしまうわけですが、今日はあえて新規開拓。ホテルから近いところにあるカプリというレストランへ。ネットで見る限りでは、わりと評判もいいみたいだし。

ホテルを右に出て、バングラ通りの手前左の小道を入った奥に、いかにもイタリアンなたたずまいのカプリを発見。
やけに陽気で、イタリア語のような英語を浴びせかけてくるスタッフ(オーナー?)に迎えられ、屋内のテーブルへ。ちなみに彼はボローニャ出身とのこと。 席に着こうとしたら店内のスタッフが「外が見えてこのほうがいいわよ」とテーブルに横並びで外向きに席を用意してくれたのだけれど、正面のガラス越しには外の席で食事中の欧米人家族がいて、向こうから見れば「何見てんのよ!なんでお前ら外向いて食ってんのよ。」と思っていたと思う。

 
 



 
 



まずはハウスワインのデカンタ(380B)を注文。料理は、いつものカプレーゼ(130B)と、せっかくプーケットなのでシーフードだよねということで、ハマグリとムール貝のなんとか(忘れた!)(280B)とイカのトマト煮(260B)。

 

 

 
 



 
 

今日のヒットは、ハマグリとムール貝!めちゃうまいです。
カプレーゼもイカも写真はいまいちだけど味はなかなか。
外で食べてる欧米人家族連れの中に小学生ぐらいの女の子がいて、その娘がオニオンサラダを食べているのですが、どうやらよっぽど気に入ったらしく、しばらくするともう一皿。そろそろ両親達にはメインが出てきているのに、彼女のところにはさらに3皿目のオニオンサラダが!
よっぽどおいしいのか?それともタマネギマニアか?とっても気になってしまいました。
デカンタワインをおかわりして、〆て1430B。カプリ、おすすめ。

 
 



食後はホテルの隣のマクドナルドでソフトクリームを買い食い。クリームをなめなめホテルに戻ると、コンシェルジェのお兄さんから「俺の分は?」なんていう冗談を言われながら部屋へ。

 

 

 
 

バスタブにお湯を張ってひとっ風呂あびて、冷蔵庫の中の無料ビールで一杯やって。
そんなこんなで本日は終了。


 
 

2011年5月