プーケット旅行記番外編
〜アルベロベッロ、マテーラ、アマルフィ、カプリ、ナポリを巡る南イタリアの旅

 

2009年10月

   
  アマルフィ 二日目 (ホテル:ラ・ブッソーラ [La Bussola])
 


今日も6時に起床。ようやく明けかかった空は雲の多い天気です。
今日はフェリーでポジターノへ向かいますが、まずは朝食へ。


 
 



 
 



コーヒーを注文するとステンレスのポットにコーヒーと、たっぷりのホットミルクが出てくるので、今朝はカフェオレでいただきます。
クロワッサンとカフェオレで朝食なんて、なんだかイタリアっぽいじゃないですか、普段の朝は納豆ご飯なくせに。

 
 



食後は港に出てフェリーのチケットを購入。
往復で12ユーロ。

フェリーの時間が昨日調べた時と微妙に違うのはご愛嬌。

時間になると、さっきまででっかい犬を連れてインラインスケートで桟橋をシャーシャー滑って往復していたおばさんが急に仕事モードになって「ポージターノ、ポージターノ」と乗船を呼びかけます。

船に乗り込みいざ出発。

 
 



 
 



船は空いているのですが、やっぱりみんな海岸沿いが眺められる右側に集まります。

途中、コンカの塔やブライアーノの街を遠くから眺めつつ30分ほどでポジターノに到着。

そうそうこれです、テレビとかでよく見る景色は。

 


 


アマルフィと比べるとずいぶんこんじんまりとした港に船は着岸。アマルフィの港との大きな違いはバスがいないこと。大型車が入って来れるような道路は無くて、見かけるのは細い路地も走れる三輪の小型車ぐらいです。港には小さな浜があってビーチチェアも並んでいますが人影はまばら。アマルフィ同様に砂浜ではなくて小石のビーチですが水の透明度はなかなかです。

船を降りて街へ向かいます。ビーチを横目に奥へ進むとドゥオモへ向かう階段が。階段を登って軽くドゥオモを見学して脇の道をさらに奥へと進みます。

細い路地の両側にはお土産屋さんが軒を連ねて、ポジターノの景色をあしらったかわいいタイルや、名産のレモンを使ったお菓子やお酒を売っています。

 
 



 
 



左は風景画の露天。たくさんの絵が飾られていて、いかにも芸術家風な裸足のおじさんが店番をしています。いつもはそんなものに興味も無いのですが、ふと目にとまった絵があって、おじさんに値段を聞いてみると、15ユーロとのこと。はがき半分ほどの小さな水彩画で、もっと大きい他のには5ユーロとか書いてあるのに。おじさん曰く、そっちは印刷だけどそれは手書きだから、とのこと。見ると確かにその通りなので、旅の思い出にポジターノの街を描いた小さな水彩画を購入。

 
 



路地をどんどん進むと、最後は車の行き交うバス通りに出ます。フェリーじゃなくてバスで帰るならここでバスを待てばいいのですが、今日は往復のフェリー券を買っているので、今来た道を引き返して港へ戻ります。
途中でかわいいタイルとレモンのチョコレートなんかを買い物しながらぶらぶらするのも楽しい。

 
 



港に戻りましたが、船が出るまでもう少し時間があります。帰りのフェリーは何時のに乗ってもいいのですが、もうあんまり見るところもないし、お昼のフェリーでアマルフィに戻ることにして、時間調整のためビーチ前のカフェでちょっと休憩。

ここでレモンのフレッシュジュースを飲んだのですが、半端じゃなく酸っぱいです。レモンを搾ってそのまま100%って味で、一口飲んだら眉間にしわを寄せて口を尖らせて「スィーッ!」と言わずにはいられません。

 


 


12時のフェリーでポジターノを出発してアマルフィに戻ります。

アマルフィに着いて、いったんホテルに戻ってからランチへ。昨日閉まっていたイル・テアトロに行ってみることに。
イル・テアトロは昨日のイル・ターリの先の路地を左に入ったところにあります。

 
 



路地の奥に突き当たって右をのぞくと...
今日は開いています。

店に入ってみると客は日本人が数組のみ。
入り口付近の席についてさっそく注文。生ハムとモッツァレラ、エビとイカのフリット、シーフードのリゾット、カルボナーラのペンネ。 飲み物はコンガスの水とハウスワインをデカンタで。

昼からガッツリです。

 
 



 
 



 
 

ワインを飲みながら料理を待っていると、なんだか店の外が騒がしい。すると日本人ガイドらしい人が入ってきて店員に「37人だけどOKか?」なんてやり取りをしています。えっ?37人!
あっという間に店は日本人のみで超満員!
あまりイタリアに来ている感じがしない店でしたが料理の味は○。リゾット、ハマリそうです。
ワインをお代わりしてエスプレッソを飲んで、お会計は45ユーロ。

 
 



さてランチの後は再び観光。
昨日行きそびれたドゥオモの中を見学。キリスト教徒ではないですが教会の荘厳でシンとした雰囲気は心打たれるものがありますよね。

その後はChiostro del Paradiso(天国の回廊)と併設の美術館を見学。一人2.5ユーロですが見る価値あり。

左のおじさんはアマルフィの守護聖人アンドレアさん。

外に出て昨日と同じ店でジェラートを買い食い。今日はメロンとババ。ババ(BABA)はちょっとあやしい形のお菓子で、味はまあまあ。

ジェラートを食べ食べ街を散策。
下の写真はアマルフィのビーチ。ビーチチェアとパラソルがセットされてフェンスで区切られているエリアは、きっと海の家料金が必要なんでしょうが、ここのように気ままに過ごせるエリアもあります。

 


 



歩き疲れたのでホテルに戻って一休み。恒例のお昼寝タイムです。
夕方おもむろに起きだしてホテルの先にある桟橋までお散歩。

桟橋の途中では地元のおじいさんとおばあさん達が集まって、お菓子を食べたり酒を飲んだりしながらわいわいやっています。その先ではカップルが寄り添ってチューしてたり。
日暮れ時の桟橋にはいろんなドラマがあるんですね。

 
 

ホテルに戻って、昨日と同じようにベランダでビールを飲みながら行き交う人を眺めているんですが、今日はなんだか子供が多い。そして悪ガキどもはホテルの前で爆竹をバンバンはじめたのでうるさい!

ベランダに椅子を出してボーッと外を眺めていると自分が今どこにいるか忘れてしまいます。
そうこうしていると、外はすっかり夜。いつもならそろそろディナーへ、と言う時間なんですが、遅めのランチをしっかり食べたのでお腹が空きません。このままじっとしていてはダメだと思いまだ寝ている相方を無理矢理起こして再び散歩に出掛けました。

 
 



 
 

夜の街を徘徊して、ちょっと路地に入るだけで気になるお店はたくさんあるものの、結局あんまりお腹はすかないので、今日のディナーはあきらめてワインと軽めのおつまみを買って帰って部屋でプチ宴会をすることに決定。

 
 



 
 

お土産屋さんが並ぶメインストリート沿いにある店でスプマンテの小瓶と、店内のお惣菜コーナーでオリーブを購入。別の店で切り売りのピザを買ってホテルに戻ります。

さて、部屋に戻ってプチ宴会。ホテルの部屋にはグラスのひとつもあるもんだと思っていましたがありません。お花見で活躍しそうなプラスチックのコップがあったのでそれにスプマンテを注いで乾杯!軽く飲んで今日も早めに就寝です。

アマルフィ二日目、満喫しました。アマルフィは大きな街ではないので、ちょっと疲れたらホテルに戻って一休みできるのも楽ちんです。やっぱりホテルの立地は大事ですね。
そういえば、旅行の前にネットでいろいろ調べているときに「イタリアのホテルのタオルになじめなくて...」みたいな書き込みを見かけて意味がわからなかったのですが、ここに来てわかりました。ここラ・ブッソーラのタオルはタオルと言うより日本式に言うなら「手ぬぐい」という風情です。ホテルのバスタオルと言えばちょっとゴワゴワ気味の大判タオルのイメージなので、ちょっとびっくりでしたが、まあこれはこれでって感じです。

さて、明日はカプリ島に渡ります。旅行会社のおすすめプランではバスでソレントに出て、そこからフェリーだったんですが、アマルフィから直接カプリまでフェリーが出ていて、移動時間も短いので明日は9時半のフェリーで直接カプリ島に向かいます。


 
 

2009年10月

   
 

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